こんにちは。
intérieurアンテリユ インテリアコーディネーター寺田由実です。
愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアムの企画展
染付古便器コレクション展に行ってきました。
明治時代のトイレは
主家から離れた場所に
専用の小屋か住宅の隅の縁側の端に備えつけらるのが一般的。
富裕層宅や旅館、料亭を中心に、ゲスト用に設置された
染付(そめつけ)便器。
ご不浄と呼ばれ、暗ーくて、
一目をはばかるトイレ空間でさえも
主人は客人をもてなすために、心を配り
染付便器を備え付け、ビジュアル的にも
清らかでオシャレーな空間にしつらえたようです。
染付便器の中には窯元の銘が入った
”ブランドもの” もあり、
『環情園池紋製』かんじょうえんいけもんせい
は花瓶や食器を作って輸出していた。
花鳥風月だけでなく、こんなアールヌーボーの絵柄を
取り入れて時代の最先端、世の中へ新しいものを
送り出した瀬戸屈指の窯元でした。
パリ万博や国内の内国勧業博覧会に出品され
受賞を重ねていたそうです。
”ブランド便器”よくみると、手前と奥の面で
”柄合わせ”がしてある!?

カーテンや壁紙のようにね・・・・
最先端の技術と細やかな絵付けが施され
庶民には手が届かない高級品だったそうです。
用を足す時に床を汚さなくても済むように
立ち位置を示すもの。
下駄といっても歩くには重すぎる・・・・
あまりにも素敵な便器だったので
常設展はサラっとみて、ここにいたのですが
地元の人でしょうか、何人かこの展示会場に入ると
『あっ!懐かしい〜』
ていうんです。
きっと時代の流れで新しいトイレ
白い陶器に変えられていったんでしょうね。
充実したコレクション展だったので
常設展はサクっとみて
1人お茶をいただきました。
染付古便器コレクション展
Blue-and-White Pottery Toilets
2017.04.06(Thu)〜2019.03.31(Sun)
INAXライブミュージアム
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